【新卒退職しました】僕が新卒で入ったトップベンチャーを入社8ヶ月で退職するまでのストーリー

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こんにちは。

昨日、社長に退職の申し出をしました。今年の4月に入社し、退社までわずか8ヶ月でした。一個人の退職ストーリーですが、退職を迷っている方の助けになればと思います。

 

前職は今でも、自分の中では良い会社です。残業代は働いた分は出るのでブラックではなく、旅好きなので、旅をしている人に会って話すのはいつも楽しかった。職場も良い人ばかりで、みんなモチベーションが高く優秀な人が多かったのも確かです。Wantedlyという就活マッチングアプリでは、時に注目企業ランキングTOP5に入るような優良ベンチャーでした。

 

ベンチャー企業だったこともあり、新卒採用を本格的に開始したのは今年から。僕が最初の新卒で、同期は一人。他はみんな中途採用で入った人ばかりでしたが、そんな中でも上の世代に負けずにがむしゃらに頑張ってきました。むしろ新卒で、新規事業を立ち上げ売り上げに貢献もしました。順調にやっていける自信も、もちろんありました。

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目次

やまない耳鳴り、壊れていく身体

しかし、自分が思っている以上に身体は悲鳴をあげていました。4月に入社し、配属されたのは思い描いていた職場とは少し異質な店舗。忙しい時は朝6時出社の夜23時まで。休憩は取るように支持されていましたが、人が足りないためまともに休憩にいけるのは1時間とかでした。

 

強烈なストレスを抱えながらも仕事を続け、繁忙期が過ぎた頃、左アゴに激痛が走り、1週間ほど物を食べる事ができなくなりました。アゴの痛みと同時に始まったのが耳鳴り。夜、静かな場所で寝ようとしても、不安と騒音で眠れず、不眠症になりかけた時もありました。

 

それでも忙しさから病院にも行かず仕事をさらに続けた結果、ある日心臓が急に痛くなり、息ができなくなって救急車で病院に運ばれました。

 

肺に穴が空き即入院。全身麻酔手術を決意

救急病院に搬送され、色々な検査をするも原因不明。ところが、レントゲン写真を取った後、それは判明しました。

 

医者→ あー、肺に大きな穴が空いてますね。入院です。

僕→ は? 穴!?

 

“ちょっと待ってくれ、仕事が残っているのに”。と頭によぎらせながらも、結果、僕は肺に穴が空くことで肺がしぼみ息ができなくなる、“気胸”という病気にかかってしまいました。気胸には程度がありまして、小さな穴であれば安静にしていれば治るのですが、僕の場合は中程度の気胸。穴は比較的大きく、即入院を宣告されました。

 

気胸は中程度でもベッドでひたすら安静にしていれば治るのですが、再発率が50%以上という脅威の数字です。再発率を下げるためには、気胸の原因となる物体を取り除かなければならないのですが、そのための手術は全身麻酔で、体に空気を抜くための管を差し込むので、術後は激痛で動けないとのことを宣告されました。

 

しかし、これまでにも何度か似たような症状があり、ここで引いても確実に再発すると悟ったため、気胸の手術を決意しました。

術後の悪夢

手術が終わった当日と、その次の日の朝は地獄でした。
手術が終わって目覚めると、尿道カテーテル含む管が全身から4本ほど出ており、全裸の状態でベッドに寝ていました。左の脇腹からは、市販のホースくらいの太さの管が挿さっており、なにやら大きな容器(胸空ドレナージと呼ばれるもの)に繋がれています。

 

その管が刺さった箇所には激痛が走り、寝返りを打つこともできず、術後当日の夜は一睡もできず朝を迎えました。また手術で肺に大きな傷を負っているので呼吸が浅く、深くまで息を吸えず、行き場のない絶望感に襲われました。また全身麻酔の副作用なのか両手は痺れ、視界はずっと霞んでいました。

 

僕が入院中に退職する決意を固めたわけ

それでも、時間が経つに連れて少しづつ動けるようになり、友人に差し入れてもらった本を読みながら、これまで辿った道を振り返り、これからどうしたいのかを真剣に考えました。

ちなみに、入院期間中、僕の価値観を変えてくれた一冊が、幡野さんの本です。

 

そして、ベッドの上で内省を繰り返すうちに僕は気づきました。僕は、ベンチャー企業に勤めながらも、そこに安定感を求めていたんだと。もちろんまだ小規模な会社なので、自分の意見やアイデアは通りやすく、やりがいもあります。旅が好きな僕に取ってオペレーションもいろんな旅人・価値観に触れる事ができて有益でした。

 

その代わり、自分のキャリアには一切関係しない仕事に追われていたのも事実で、結局は、安定した月々の給与のため、キャリア形成とは無縁のOP業務に自分の時間を売っていただけだったんですよね。しかも、それがキャパシティーを超えたレベルで。

 

僕は現在23歳ですが、入社4ヶ月目の時点で、手取りは31万を超えていました。20代前半で手取り30越えると、経済的な不満は皆無で、むしろ安定した収入の追求に行き着いてしまうわけです。そうなるともうただ適当に仕事をやり繰りして給料日を待つだけみたいな生活になってしまいがちです。これがとにかく嫌だった。その他短いスパンでの異動など、自分の時間やライフスタイルが完全に会社に管理されるのが苦痛でした。

 

だから、退職を決意しました。最初はただ上に上り詰めることだけを目標に頑張ってきたのですが、仮に上に上がれたとして管理職になった後にどんな人生が待っているのか、自分の中で見えてしまったというのも理由の一つです。

 

会社や人は今でも好きで、失うのは後悔するところですが、僕が戦う土俵はここではなかったと、今は自分で納得できているので、過去を振り返ることはありません。僕は、新卒で入った会社を8ヶ月で退職しました。

悔いのない人生を生きよう

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心臓が痛くなって息ができなくなったとき、僕は死を覚悟しました。自分の夢を叶えるために経験を積むという前提で今の仕事を続けてきたのに、終わる瞬間に残っているのはただ何の行動もしなかった自分だけ。いろんな、”やっておけばよかった”と思う事が頭の中で浮かびました。

 

旅しながら仕事したりするのも夢だし、映像作成なんかもしてみたい、東南アジアの国々の人の生活をもっとよくする事業なんかもやってみたいと思っています。たとえそれが、安定した収入に繋がらないとしても。

 

僕は自分に死に直面して、悔いのない人生を歩もうと心に誓いました。

 

今も、耳鳴りはやみません。でも、この数ヶ月でいろいろと振り返ってみた結果、この耳鳴りは自分への警告だったんだと最近思えるようになりました。「お前の進む道は、そっちじゃないんだぞ」って、「もっとやるべき事があるだろ」って。

 

2018年は、大学卒業→新卒入社→新卒退職と激動の一年でした。はたから見ればただの根性なしですが、それでも良いと思っています。

逃げたいときは、逃げるべきです。体や精神を完全に崩す前に

 

この記事が、今人生の岐路に立っている人の支えになれば幸いです。

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3 件のコメント

  • ひとまずゆっくり休養してください。逃げたいときは逃げるべき、とてもいい言葉だと思いました。

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