なぜ海外の店は閉まるが早いのか? 海外と日本のワークライフバランスの違いを考察

ども、イチタスです。

 

今日は、海外と日本におけるワークライフバランスの違いについてのお話です。

 

ワークライフバランスとは?

Work Life Balance ・・・「仕事と生活の調和」国民一人一人がやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できること。

 

まあ、簡単に言えば、仕事と私生活のバランスとれていますか? ということ。

 

毎日「残業・残業・残業」で、帰れそうと思ったら上司にまた新たなタスクを振られる。いつも上の言いなり。

 

これ、ワークライフバランスを保っていると言えるでしょうか?これは日本社会においてはごく一般的なことで、

 

残業をした方が偉いより長く働いた人がすごいみたいな文化がまだ根付いている気がします。

 

政府は働き方改革と謳って、残業を減らすよう企業に訴えますが、残業代で家計を支えている人が大半以上いるのも事実です。

 

今の日本においては、仕事の比重が生活の中であまりにも大きく、ワークライフバランスが乱れている人が多い。実際僕も働いていた時はそう感じていました。

 

日本でずっと生活していると、感覚が麻痺して、周囲も同じ環境で働いているので実感が湧きにくいですが、海外に出てみると、どれだけ異常かがわかります。

 

なぜ海外の店は閉まるが早い?

僕は、現在オーストラリアのブリスベンで生活しています。その前はケアンズという街で生活していました。

 

この二つの街に共通して言えることですが、お店が閉まるのが早いです。特に驚いたのは、接客業の掻き入れ時であるはずの土日に、ほとんどの店が閉まっているということ。

 

業種に関係なく、休日は休日で休むという習慣が浸透しているようです。接客業で働く人はちゃんと稼げているのか、店の売り上げは十分なのか気になりますが、ヨーロッパでも早く閉まるお店が多いですよね。

 

では、なぜ海外は店が閉まるのが早いのか? そして休日に営業しない店が多いのか? 詳しい理由は僕にはわからないのですが、個人的に2つ理由があると思っていて、1つ目が宗教の関係2つ目が給与システムの違いです。

海外のお店が早く閉まる理由2つ(推測)

1. 宗教の関係。僕が住んでるオーストラリアもそうですが、キリスト教の影響が強いです。平日でも教会でお祈りしている人が多いですし、キリスト教の教えの元では何よりも家族や友人を大切にする。

つまり、仕事よりも家族や友人と過ごす時間を持とうという考えが根付いている気がします。これは多くのヨーロッパ諸国にも当てはまると思っていて、スウェーデンなども店が閉まるのは基本早いです。営業時間は日本とは比べ物にならないくらい短いです。

2. 給与システムの違いです。日本は多くが時給制で、忙しい時も暇な時も時給は一定ですが、例えば今住んでいるオーストラリアなんかは、求人を見れば一目瞭然ですが、土日やピーク時の時給が上がります

つまり、土日にパートタイムのスタッフに働いてもらうと、その分人件費がかさばるので、休日は営業しないというスタンスを取っているところが多いんじゃないでしょうか。 

 

これは個人の予想ですが、ワークライフバランスを保ちつつ働ける人が多い社会というのは、やはり羨ましく思う時があります。

 

日本でも実現できないことはないですが、まだタテ社会の名残が強い企業が多い中で、若いうちから仕事と生活の比重を保ってキャリアップというのは難しい課題でもあります。どうしても残業・残業になってしまいますよね。

 

日本の残業文化

最後に軽く、日本の残業文化について話しておきます。

 

日本の、残業=正義という考えは、戦後の高度経済成長期のライフスタイルから生まれた悪しき慣習です。モノやサービスを作れば作るほど売れる時代、とにかく長く働けばその分豊かになれるというのが、当時の社会の考えだったわけです。

 

そんな時代を生きてきた上の世代の人たちは、当然、自分たちの生きた時代と同じ働き方を下の世代に教えていきます。

 

しかし、経済状況は大きく変動し、昔のやり方が通用しなくなりました。この結果生まれたのが、残業でカバーする仕事スタイル

 

未だ、残業が発生する根本の理由は解明されていませんが、残業に関する研究が進められているのも確かです。このままの行くと日本は確実に衰退する。働き方を大きく変えるしかありません。

 

自分たちのような若い世代が声をあげて変えていかなければならないと僕は思います。

外国の視点を取り入れつつ、日本を変えていく。

この残業の歴史については、「残業学」という本で勉強できます。

 

僕自身、残業がなぜ起きるのか個人の生産性の問題なのか、社会全体の問題なのか気になったので購入してみました。

 

これから社会人になる人、新しい社員を教える側の立場に立つ人にはぜひ読んでほしい一冊です。

 

そして、僕はこれまでの海外経験と今生活しているオーストラリアのワークスタイルを研究し、日本のワークライフバランスの向上に活かすことはできないか研究しています。

 

この違いはどこから生まれるのか、日本でバランスの取れたライフワークを送るためには何が必要なのか。残業や理不尽な仕事内容に苦しむ人は興味ある分野だと思います。ぜひ一度考えてみてください。

 

んじゃ、また。

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